2024年10月25日– date –
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源氏物語
現代に響く物語 『源氏物語』 四十五帖「橋姫」
源氏物語四十五帖「橋姫」の考察 『源氏物語』の四十五帖「橋姫」は、物語の後半に位置し、後半の主人公である薫を中心に、新たな人物や舞台が展開されていきます。静かに暮らす二人の姫君の姿と、それに強く惹かれる薫の姿が描かれています。 物語は薫が20歳から22歳までの出来事を追い、その成長と葛藤が深く描かれているのまた、この帖では「恋」「秘密」「運命」といったテーマが複雑に絡み合い、物語全体の重要な転換点となっています。 この記事では、まず「橋姫」の現代語訳を紹介し、その後に登場人物の心... -
日本の言葉
日本の美を映す色彩 『真珠色』と『月白』 の魅力
大和言葉が紡ぐ美しき色彩の世界 -「真珠色」と「月白」の魅力- 日本の文化には、自然の美しさや四季の移り変わりを繊細に表現する言葉が数多く存在します。その中でも特に注目されるのが、古くから日本人の心に根ざしてきた「大和言葉」です。大和言葉は、漢字や外来語に頼らない、日本古来の言葉であり、その一つひとつが豊かな感性と深い情緒を含んでいます。 その中でも、自然や風景を表す色に関する大和言葉は、特に印象深いものがあります。たとえば「真珠色」と「月白」。どちらも単なる色の名称にとどま...
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